まず、自分の腰痛がどちらかを見分けましょう
腰痛は、日本人の自覚症状の中でつねに上位にあがる、とても身近な不調です。原因はさまざまですが、ケアを考えるうえでは、まず「急性」か「慢性」かを分けることが出発点になります。
ここを間違えると、よかれと思ってやったことが、かえって痛みを長引かせてしまうことがあります。
突然の激しい痛み
数日〜数週間でやわらぐ
患部に炎症が起きている
ぎっくり腰もこのタイプ
重だるい、鈍い痛み
3か月以上続いている
血行不良・筋肉のこわばり
原因がはっきりしにくい
「冷やす」と「温める」が真逆であることに、注目してください。ここが最も間違えやすいところです。
急性腰痛(ぎっくり腰)のケア
重い物を持ち上げた瞬間や、体をひねったときなどに、突然起こる強い痛みです。患部では炎症が起きている状態なので、まずはそれを鎮めることを考えます。
① 痛みの強い時期は、無理に動かさない
痛みが強い数日は、いちばん楽な姿勢で休みましょう。ひざを軽く曲げて横向きに寝る、あおむけでひざの下にクッションを入れるなど、腰に負担のかからない姿勢を探してみてください。
ただし、長く寝込み続けるのは逆効果です。 動けるようになったら、少しずつふだんの生活に戻していくほうが、回復は早いとされています。「痛いから、治るまでずっと寝ている」は、避けたい過ごし方です。
② 冷やす(温めるのはNG)
炎症を抑えるため、痛む部分を冷やします。保冷剤をタオルで包んで15分ほど当てる、といった方法で十分です。この時期に湯船でしっかり温めたり、患部を強くもんだりすると、炎症を強めてしまうことがあります。
③ 腰は触らず、脚をほぐす
痛む腰そのものを刺激するのではなく、太ももやふくらはぎなど脚の筋肉をゆるめると、腰にかかる負担が間接的に軽くなります。ご家族に手伝ってもらう場合も、腰は触らないようにしてください。
慢性腰痛のケア
3か月以上続く、重だるい痛みです。急性のようなはっきりしたきっかけがなく、血行不良、筋肉のこわばり、姿勢のクセ、冷えなどが絡み合って続いていることが多くみられます。
① 温める
入浴やカイロで血行を促します。急性とは逆に、慢性腰痛では冷やすことが痛みを強めます。 ゆっくり湯船につかる習慣は、それだけでケアになります。
② 歩く
適度な歩行は、血流を促し、筋肉をやさしく動かしてくれます。慢性腰痛でいちばん多い失敗は、「痛いから動かない」ことです。安静にしすぎると筋肉がさらに固まり、痛みが長引きます。
③ 腰だけでなく、全身をほぐす
慢性腰痛では、痛む場所と原因の場所がずれていることがよくあります。お尻やももの裏、股関節まわりの硬さ、背中や首の緊張が、腰に負担を集めていることも少なくありません。腰だけを見ていても、なかなか変わらない理由がここにあります。
いちばん多い、2つの間違い
- 急性なのに温めてしまう ── ぎっくり腰の当日に長風呂をして、翌日さらに痛くなるパターンです。
- 慢性なのに安静にしすぎる ── 「痛みが引くまで動かない」を続け、いつまでも改善しないパターンです。
迷ったときは、「突然始まった激痛かどうか」を目安にしてください。突然なら急性、じわじわ長く続いているなら慢性、と考えるとわかりやすくなります。姿勢が関係する痛みについては、スマホネックの記事や肩こりの記事もあわせてご覧ください。
次のような症状をともなう場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関にご相談ください。
・足のしびれや、力が入らない感じがある
・排尿や排便に異常がある
・発熱をともなう痛みがある
・安静にしても、激しい痛みが続く
それでもつらい時は|岩間治療所の腰痛ケア(練馬・保谷駅から徒歩10分)
セルフケアを続けても腰痛がぶり返す場合、体のどこかに負担の偏りが残っていることがあります。岩間治療所では、あん摩・指圧・マッサージと手技療法で、次のようなケアを行っています。
- まず、タイプを見極めます:急性か慢性かによって、その日に行う施術の方針が変わります。急性期には腰を直接刺激せず、負担をやわらげるアプローチを選びます。
- 腰だけでなく、全身のバランスから:お尻・もも裏・股関節・背中など、腰に負担を集めている場所をていねいにほぐします。
- くり返さないためのアドバイス:お仕事や生活の中で、腰に負担がかかっている場面を一緒に見つけ、ご自宅でできるケアをお伝えします。
その場しのぎで痛みを取るだけでなく、「なぜ痛むのか」を一緒に見つめ、くり返しにくい体づくりを目指します。デスクワークの方、立ち仕事の方、介護や子育てで腰を使う方など、さまざまな方がご来院されています。
アクセス・ご予約
「保谷 腰痛」「練馬 ぎっくり腰」でお探しの方も、まずはお気軽にご相談ください。ご予約は、お電話または予約フォームから承っています。
まとめ
腰痛には「急性」と「慢性」があり、ケアの方向は正反対です。突然の激痛には冷やして無理をしない。長く続く重だるさには温めて動かす。この2つを取り違えないだけで、回復の道すじは変わってきます。
そのうえで、しびれや発熱などをともなう場合は、迷わず医療機関へ。どちらとも判断がつかない、あるいはセルフケアで変わらないときは、我慢せずご相談ください。練馬・保谷エリアで腰痛にお悩みの方の、心地よい毎日をお手伝いします。